高千穂峡の周辺にある神社を巡りました。
熊本空港から高千穂町までは、車でおよそ1時間半です。

高千穂神社

高千穂町

高千穂郷八十八社の総社

高千穂神社は、
①高千穂皇神(たかちほすめがみ)
②十社大明神(じゅっしゃだいみょうじん)
をお祀りしています。

高千穂皇神は日向三代と称される神々の総称です。
①瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)=天照大神の御孫
②木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)=瓊瓊杵尊のお妃
③彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)=瓊瓊杵尊の御子=山幸彦
④豊玉姫命(とよたまひめのみこと)=彦火火出見尊のお妃
⑤鵜鵝草葦不合尊(うがやふきあえずのみこと)=彦火火出見尊の御子=神武天皇の父君
⑥玉依姫命(たまよりひめのみこと)=鵜鵝草葦不合尊のお妃=神武天皇の母君

十社大明神は、神武天皇の兄君のご夫婦と、その御子の総称です。
①三毛入野命(みけぬのみこと)=神武天皇の兄君
②鵜目姫命(うのめひめのみこと)=三毛入野命のお妃
③ご夫婦の御子8柱

高千穂神社は、高千穂郷八十八社の総社です。
神社の創祀は、三毛入野命が日向三代の神々をお祀りしたことに始まると伝えられています。
かつては「十社大明神」と称していましたが、明治4年(西暦1871年)に「三田井(みたい)神社」、明治28年(西暦1895年)には「高千穂神社」に改称しました。
毎晩、夜神楽(よかぐら)が奉納されることでも有名です。

高千穂神社 公式X
高千穂神社 公式インスタグラム
高千穂神社|九州の神社
高千穂郷八十八社

高千穂峡

高千穂町

神話が息づく絶景の峡谷

高千穂峡は、阿蘇山の噴火によって噴出した火砕流が冷えて固まり、川などの浸食によって形成された峡谷だそうです。
峡谷の高さは平均80メートル、長さは約7キロメートルに及びます。
峡谷沿いには遊歩道が整備されています。

天孫降臨の際に、この地に水がなかったので、 天村雲命(あめのむくらものみこと)が天上の水種を移されました。
その場所が「天真名井あまのまない」であり、そこから湧き出る水が、写真中央に映る「真名井(まない)の滝」の水源だと伝えられています。
滝のすぐそばまで貸しボート(要予約)で近づくことができます。

高千穂町観光協会

槵觸神社

高千穂町

天孫降臨の地

槵觸(くしふる)神社は、
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)=天照大神の御孫
をお祀りしています。

瓊瓊杵尊は天照大神から天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅を授かり、大八洲(おおやしま)に降臨されました。
槵觸神社は、天孫降臨の地とされる槵觸峰(くるふしだけ)に鎮座しています。
かつては槵觸峰そのものをご神体としてお祀りしており、本殿はありませんでしたが、江戸時代に本殿が建立されました。
古くは「槵觸大明神」と称していましたが、明治6年(西暦1873年)に「二上(ふたかみ)神社」、明治43年(西暦1911年)には「槵觸神社」に改称しました。
槵觸神社|九州の神社

荒立神社

高千穂町

夫婦の宮居

荒立(あらたて)神社は、
①猿田彦命(さるたひこのみこと)
②天鈿女命(あめのうずめのみこと)
をお祀りしています。

猿田彦命(さるたひこのみこと)は、天孫降臨の道案内をつとめた神様です。
天鈿女命(あめのうずめのみこと)は、天照大神が天岩戸にお隠れになった際に、その前で舞を舞い、天照大神を誘い出した神様です。
猿田彦命と天鈿女命が結ばれて、急いで宮居を造る為に荒木を用いたことから、荒立宮と名付けられたと伝えられています。

天岩戸神社

西本宮

高千穂町

天岩戸(あまのいわと)神社の西本宮は、大日霎尊(おおひるめのみこと)=天照大神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしています。
天照大神がお隠れになった天岩戸(洞窟)をご神体としてお祀りしています。

東本宮

高千穂町

東本宮も天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)=天照大神をお祀りしています。
天照大神が天岩戸からお出ましになった後に、最初にお住まいになった場所と伝えられています。

天安河原宮

高千穂町

天安河原(あまのやすかわら)宮は、
①思兼神(おもいかねのかみ)
②八百萬神(やおよろずのかみ)
をお祀りしています。

天照大神が天岩戸にお隠れになった際に、困り果てた八百万の神々が天安河原に集まり、神議(かむはかり)を行ったと伝えられています。

その他

  • 国見ヶ丘
  • 四皇子峯(しおうじがみね)
  • 高天原遥拝所
  • 天真名井(あまのまない)
  • 鬼八塚(きはちづか)

地図

以上です。